久しぶりに加湿器を掃除しようと分解したら石のようにカチカチになった頑固な汚れが!
なんて経験はありませんか?
固まった加湿器の汚れを落とすにはクエン酸が有効。
けれどクエン酸が家には無い。
掃除はしようと決意した時がやり時!
見ちゃったのに放置するのは気持ち悪いですもんね。
今回はクエン酸の代用品となる掃除道具をご紹介しちゃいます!
加湿器で掃除が必要になる部分とは?その理由は?
加湿器でカビや水垢ができやすい場所ってどこ?
加湿器で水垢ができやすい場所は
・蒸気口、蒸気口のキャップ
・加湿筒
・本体
・水タンク
・タンクキャップ
・カートリッジ周辺
主に水や蒸気が通る場所の周辺ですね。
さらに温かいのでカビには天国のような場所です。
気付いたら黒青赤、緑やピンクなどのカラフルなカビ達が生えていてゾワッ!!
水を入れたまま放置しない、使わない時は空拭きする、直射日光の当たらない場所に干しておくなどをすると予防になります。
カビの生えた加湿器は蒸気と一緒にカビ菌も部屋中を舞います。
水分と共に壁などに付着してどんどん根を張って繁殖していきますので見かけたらすぐに除去しましょう!
加湿器で石灰汚れができやすい場所とは?
加湿器で石灰汚れができやすい場所は
・本体 (特にヒーター付近)
・水タンク
・タンクキャップ
・カートリッチ周辺など
水道水が触れる場所ですね。
石灰汚れの原因は水道水などに含まれるカルキなどの成分です。
水が無くなった状態で加熱を続けると水分が蒸発してカルキが残り、ガチガチに固まった石灰汚れができやすくなります。
使わない時はこまめに電源を落とす、1日1度は水洗いをすることで汚れの予防になります。
名称や部品、掃除可能かどうかは製品によって異なります。
掃除する前に一度説明書に目を通しておきましょう。
必ず電源を落としてコンセントを抜いてから掃除を行ってください。
故障の原因となりますので「水洗い禁止」となっている部分などは絶対に厳守しましょうね。
説明書に書いてあることを守らないで壊した場合、保証期間内でも保証がきかなくなりますよ~
加湿器掃除でクエン酸が便利な理由とは?
拭いても落ちない白いまだら模様、ガチガチに固まった石灰汚れの原因は水道水に含まれるカルキ(ミネラル分)です。
これらはアルカリ性なので、酸性の性質を持つクエン酸で中和・分解することによって浮かせて落とす事ができます。
クエン酸は除菌の効果も見込めますのでカビにも有効♪
部屋の中にある菌を弱らせる目的で使う加湿器の掃除には天然成分であるクエン酸がおすすめな理由です。
加湿器でクエン酸を使った掃除方法とは?
水1リットルに対し小さじ1のクエン酸を溶かし、クエン酸液を作ります。
分解できる部品は30分程つけ置き、本体などはキッチンペーパーなどにクエン酸液を含ませてパックします。
本体の奥など手が届かない部分は棒付きの細いスポンジにクエン酸液をつけて汚れを落とすといいですよ^^
実際にクエン酸を使ったビフォーアフター動画がありました↓
つけ置きして濯ぐだけでとっても綺麗になっていますね〜
そして、とっても手軽ですね ♪
水道水の成分が原因ならば「水道水を使わなかったら石灰汚れは出来ないのでは?」と考えるのは間違いですよ!
ミネラルウォーターなどの天然の水にもミネラルは含まれているため無意味。
むしろ硬水はミネラルを多く含んでいるため余計に石灰汚れが出来やすくなります。
カルキを落とした真水は雑菌が繁殖しやすく、ボトル内が不衛生になってしまいます^^;
加湿器に一番向いているのは水道水。
ほとんどの加湿器に「水道水を使ってください」と書いてあるのは理由があってのことなのですよ。
加湿器掃除でクエン酸以外の代用品はある?
クエン酸のパワーがわかったところで本題です。
では、家庭内でクエン酸がないときには何で代用ができるのでしょうか?
クエン酸の代用品その1_お酢
代用になるもののひとつ目は「お酢」です。
料理に使うお酢も酸性なのでクエン酸と同じような効果があります。
使い方は、水200mlに対しお酢20mlを混ぜた酢水を使用します。
クエン酸のときと同じように、つけ置き・スプレー・キッチンペーパーなどでパックすることでお掃除ができます♪
酸っぱい匂いが残りますので、掃除の後はきちんとすすいでくださいね。
結構強力で洗浄力は高いです。
けれど臭いが強いのがデメリット…。
つけ置きした後は水洗いをしても中々ツンとした臭いが取れません。
起動すると部屋中に酢の臭いがこもることもあるのでしばらくは窓を開けて使用しましょう。
ちなみに、果実酢など果汁が含まれているものは掃除には不向きです!
純粋な酢を使いましょうね〜
クエン酸の代用品その2_重曹
代用になるもののふたつ目は「重曹」です。
重曹は、カビにはかなり有効ですが残念なことにアルカリ性なので石灰汚れにはあまり効きません。
まず、掃除に使用するために重曹液をつくります。
●用意するもの
水1リットル、重曹50g、液を入れる鍋
水を沸騰させて重曹を投入。
冷めたら使えます。
部品をつけ置きしてよくすすぎ、乾かします。
●メリットは、
汚れを落として且つ消臭効果もあるのでカビや雑菌などの嫌な臭いも消してくれます!
●デメリットとしては、
重曹液を作るのが少々の手間であること、
クエン酸ほどの洗浄効果がないこと
ですかね。
汚れの性質にあったものを選んで使ってみましょう!
加湿器掃除でクエン酸と重曹の違いは?重曹を使うときに注意するポントは?
クエン酸と重曹の違いを詳しく見ていきましょう
・クエン酸 ▶︎ 酸性なので石灰汚れに強い、すすぎ残しが多少あっても大丈夫、体に害が無い
・重 曹 ▶︎ アルカリ性でカビ汚れに強い、きちんと濯がないと固まる、無臭であり消臭効果もある
水垢がひどい場合はクエン酸、カビ汚れには重曹と使い分けると良いでしょう。
重曹を使う時の注意点とは?
重曹液を作る際は火傷に注意しましょう。
煮沸しすぎると重曹の洗浄成分が飛んでしまいます。
火を止めてから重曹を加え、よく混ぜてください。
きちんとすすぎを行いましょう。
すすぎ残しが固まるとカビの餌となります。
濯いだ後は干すか清潔な布で水分をふき取り、カビが再発生しにくい環境にしてください。
クエン酸と重曹を混ぜてしまうと二酸化炭素が発生します。
成分が中和されてしまい洗浄効果が弱くなってしまいますので別々に使いましょう。
まとめ
・掃除が必要な部分…水や蒸気が触れやすい場所(蒸気口、蒸気口のキャップ、加湿筒、本体、水タンク、タンクキャップ、カートリッジ周辺など)
・クエン酸が有効な理由…アルカリ性である石灰汚れを中和する酸性の性質をもつため。除菌効果があるのでカビにも有効。
・クエン酸の代用品…お酢、重曹など
・お酢を使った掃除方法…水200mlに対しお酢20mlを混ぜた酢水を使用。つけ置きやスプレー、キッチンペーパーなどでパックした後よく濯ぐ。
カビや雑菌が繁殖しやすい原因は「水分」と「温度」と「餌」
加湿器は温かく水分豊富。水垢などの餌もあるのでカビが繁殖しやすいんです。
毎日水洗いして綺麗に保ちましょう。
2週間に1回程度クエン酸でお掃除、月に1回程度重曹でのお掃除を行うと良いですよ^^