1個食べるともっと食べたくなってしまうカリカリ梅。
止まらなくなりますよね〜!
しかしカリカリ梅は身体に悪そうなイメージも。
食べ過ぎると腹痛になったり、塩分の摂り過ぎになるという噂も。
どのくらいの量であれば問題ないのでしょうか。
また妊娠初期は危険とのことも気になります。
今日はそんなカリカリ梅について丸ごと調べてみたいと思います!
カリカリ梅を食べ過ぎると腹痛になる原因は?

梅にはカテキン酸やクエン酸が豊富に含まれています。
カテキン酸は脂肪を分解する手助けをするなどの作用があり、クエン酸は抗酸化作用があります。
そのため身体にはとても良い食べ物なのですが、カリカリ梅を食べすぎると消化不良が起き、腹痛や胃の不快感を引き起こしてしまうので注意が必要です。
消化不良の原因は、そもそもあまり体調が良くない時に「身体に強すぎる成分のもの」を食べると胃腸に負担を与え、粘膜が荒らされてしまうからです。
カリカリ梅に含まれるカテキンやクエン酸は体調の良い状態で適度な量を摂れば何ら問題はないのですが、少し身体が弱っていたり、食べ過ぎてしまうと「負」の部分が勝ってしまうのです。
カリカリ梅の塩分による弊害をご紹介?
カリカリ梅は普通の梅干しに比べると塩分はかなり低めです。
しかし小さなカリカリ梅にもしっかりと塩分が含まれていることを考えると、弊害のことは無視できませんよねー。
カリカリ梅の弊害について調べてみると・・・
・高血圧
・むくみ
・太りやすくなる
ということがあるようです。
塩分の摂り過ぎは、高血圧や心疾患、それに腎臓に悪影響を与えます。
そして塩分を摂りすぎると体内に水分をたくさん取り込もうとするため、むくみの原因になることも。
さらに「太る」=糖分の摂りすぎのイメージが強いですが、実は塩分の摂りすぎによって太るケースも多いのです。
人間が健康を保つために、塩分(ナトリウム)は欠かせないものですが、摂りすぎはこのような弊害を生むので、ほどほどにしましょうね。
大人はどれくらいが適量?どれくらいから食べ過ぎに?子供や妊婦初期の場合は?
1つのカリカリ梅でもしっかり塩分や着色料、防腐剤などの添加物が使用されています。
上でもご紹介した通り、カリカリ梅の塩分の過剰摂取は高血圧やむくみなどを引き起こします。
それではどのくらいの摂取が適量なのでしょうか。
1日に食べる量の目安をご紹介します。
大人(男性)1日1~2個、女性は1日1個が適量です。
カリカリ梅ひとつで約2gの塩分が含まれています。(メーカーや製法にもよります)
そのため成人の1日の塩分摂取量(男性8g未満、女性7g未満)から考えると、これくらいが適量だと言われています。
他の食事でも塩分を摂りますからね〜。
ついつい手が伸びてしまいがちですが、きっぱり1~2個で我慢しましょう!
子供の場合も、体に刺激の強い食べ物なので1日1個までの摂取が望ましいです。
そして特に注意が必要なのが「妊婦」です!
妊娠初期〜妊娠中、出産後にカリカリ梅を食べ過ぎると、産後の悪露の出が悪くなると言われています。(悪露とは出産後に出る子宮からの出血です)
また塩分の摂りすぎによって、妊娠中毒症になる恐れもあります。
しかし妊娠中は初期つわりや後期つわりで食べ物の好みが変わったり、すっぱいものを食べたくなる人もいますよね。
カリカリ梅はそれにうってつけの食べ物だと思いますが、くれぐれも食べ過ぎに気を付けてくださいね〜!
カリカリ梅のメリットや効能・栄養価は?
適切な量を摂れることが出来れば健康な身体を保つ手助けになってくれるカリカリ梅。
そのメリットや効能、栄養価をご紹介しましょう!
風邪予防
カリカリ梅は昔から「解熱剤」や「咳止め」として使われてきました。昔は梅を黒焼きにしていたようですね。
クエン酸による疲労回復の効果が風邪に効くと言われています。
先人の知恵ですねー!
ピロリ菌予防
日本人の死亡原因トップのがん。
カリカリ梅は胃がんの原因となるピロリ菌を抑制する効果があることが分かっています。
糖尿病予防
カリカリ梅に含まれている「アンジオテンシン」という成分が血圧の上昇を防ぐそうですよ!そして動脈硬化や高血圧も予防してくれるのだとか。
頼もしい!
夏バテ防止
疲れた時に梅干しを食べると元気になるという話を聞いたことはありませんか?
カリカリ梅に含まれるクエン酸が疲労回復に一役買ってくれるということです!
食あたりや食中毒を防ぐ
お弁当にカリカリ梅を入れると食中毒の原因になる「黄色ブドウ球菌」の増殖を防ぐことができるというデータがあります。
O-157でも有効性が証明されますから、お弁当には積極的に使いたいですね!
梅雨の時期や夏場は要注意です!
二日酔い・車酔いに効く
カリカリ梅に含まれているクエン酸の他ピクリン酸が、乗り物酔いや二日酔いの不快な症状を和らげてくれます。
最後にまとめ
● カリカリ梅を食べすぎると消化不良が起き、腹痛や胃の不快感を引き起こしてしまうと言われています。
・消化不良の原因は、カリカリ梅に含まれているクエン酸やカテキン酸が関係しているようです。
何でもない時には摂取しても問題ないのですが、あまり体調が良くない時にカリカリ梅を摂りすぎると胃腸に負担を与え、粘膜が荒らされてしまうのです。
● カリカリ梅の塩分による弊害は「高血圧」・「むくみ」・「太りやすくなる」です。
● 大人(男性)1日1〜2個、女性と子供は1日1個までが適量です。
● 特に妊婦は塩分の摂りすぎにより妊娠中毒症になる恐れや、産後の悪露の出が悪くなることがあるので、注意が必要です。
● カリカリ梅のメリットや効能・栄養価は、風邪予防・ピロリ菌予防・糖尿病予防・夏バテ防止・食あたりや食中毒を防ぐ・二日酔い・車酔いに効くなどです。
他にも様々な効果がありますから食べ過ぎなければ健康にはとても良いですね!
いかがだったでしょうか。
これから夏にかけて熱中症対策として適度な塩分を摂ることが必要となります。
カリカリ梅は手軽に塩分を摂ることができ、さらに夏バテを防ぐことも出来るので、あつ~い夏を乗り越えるのにおススメですよ!
でもくれぐれも食べ過ぎないように気を付けてくださいね