梅雨の時期になるとそろそろ梅の実が熟し、収穫時期になります。
獲れた梅は梅ジュース(梅シロップ)・梅酒・梅ジャムにすると美味しいですよねー!
でも自分で梅ジュースを作るのって、何だか難しいイメージがあります。
でもペットボトルに保存して簡単にできる方法があるんです!
今日はペットボトルで作る梅ジュースについて保存方法や保管期間などをご紹介しちゃいますよ〜!
梅ジュース(シロップ)の保存に気をつけることは?

自家製の梅ジュースって、市販のものに比べて物凄く美味しいんですよねー!
丁寧に作れば作るほど甘酸っぱくて爽やかな梅ジュースが出来上がります。
暑い日はソーダ割にしても美味しいですよね♪
そんな梅ジュースの保存は、いくつか気を付けることがあります。
上手に保存するための準備は欠かせません。
これをおろそかにしておくと、せっかく作った梅ジュースが台無しになってしまう可能性があるので、ここはしっかりやっておきましょう。
まず一番注意が必要なことは、カビと発酵です。
エキスに浸かっていない梅は、空気に触れることでカビが発生したり、発酵しやすくなります。
そのためエキスにきちんと浸かるように毎日ビンをチェックし、揺らしたり振ったりすることが重要です。
ただ、その時に何度もふたを開けてしまうとビンの中に酸素が入って傷みの原因になったり味が落ちてしまう原因になるので、なるべく開けないようにしましょうね。
梅ジュース(シロップ)にはペットボトルでも可能! 〜手順をご紹介〜
出来上がった梅ジュースは清潔な保存ビンなどの保存容器に移し替えます。
その時、大きなビンに保存してしまうと飲む度にふたを開けるため味が落ちたり、酸化してしまうことがあるため、なるべく小さいビンや密封出来る保存容器をお勧めします。
そこで活躍するのは、ペットボトルです!
ペットボトルは密封できて小分けに出来ますからね~!
手軽で便利です^^
ただしペットボトルで保存する際に、ひと手間かけるだけで梅ジュースの保存状態が良くなります。
それは「地洗い(じあらい)をすること」です!
地洗いとは煮物や出汁を別の容器に移す時に保存状態を良くするため、先に容器へ少量の煮汁や出汁を入れて洗ってから、具を移し替えるという日本料理の技法です。
梅ジュースの場合も、このような「地洗い」をすることで、保存状態が劇的に良くなると言われています。
その手順はこちら。
① 梅ジュースを沸騰させ、しっかりと冷ます
② 消毒して清潔にしたペットボトルを用意、少量だけ梅ジュースを入れて蓋をしてペットボトルをよく振ります。
③ 梅シロップを捨てます。
④ 残りの梅ジュースをペットボトルに入れて冷蔵庫に保管します
せっかく美味しい梅ジュースが出来たのですから、少しでも長く、美味しく飲めるように手間を惜しまずやりましょう!
梅ジュース(シロップ)の保存期間は?長持ちさせる方法は(加熱殺菌)?
気になるのが梅ジュースはどれくらい保存が出来るのかということ。
自家製だけに「いつまで飲めるのか」心配になりますよねー。
調べたところ、一般的に冷蔵庫で1年ほどと言われているようです。
しかし何度も開けたり、完全に密封していない状態であれば半年が目安です。
開けた時に以下のようなことがあれば、もったいないですが迷わず処分をすることをお勧めします。
① 表面にカビが生えている
② 少しだけ舐めてみると”舌がしびれる感覚”がある
③ 開けた時の匂いに違和感があった(アルコールの匂いなど)
④ 蓋を開けた時に「ポンッ!!」という音がした
⑤ シロップが澄んでおらず、濁っている
これらが飲めるかどうか迷った時の目安です。
(あくまでも自己責任でお願いします!)
人によっては梅酒のように何年も寝かしておいたものを飲み、とろみが出て濃厚になったものが好きだという人も多いようですよー。
状態をよく見た上で味や香りを楽しんでくださいね!
長持ちさせる方法は(加熱殺菌)?
出来上がった梅シロップを長期的に保存したい場合は、保存する前に一度沸騰させておくことをお勧めします!
【梅シロップを長持ちさせる方法】
① 梅シロップから梅の実を取り出します。
② 布などで梅シロップをこして不純物を取り除きます。
③ 梅シロップを約15分ほど弱火にかける
④ 火を止め、しっかりと冷ます
加熱することでカビの発生を防ぐことができるわけですね〜!
冷蔵保存の場合と冷凍保存の場合をそれぞれ紹介。
出来上がった梅ジュースは冷蔵保存と冷凍保存が可能です。
それぞれの特徴をまとめてみましょう。
冷蔵保存の場合
・プロがおすすめする方法は冷蔵保存。
・冷蔵庫で保存することによって梅エキス成分の抽出量が高まり、濃厚な味わいを楽しむことが出来る
冷凍保存の場合
・梅ジュースを冷凍する場合は、ビンのまま冷凍するとビンが割れる可能性があるので、ビンではなくフリーザーバッグに入れて保存することをお勧めします!
・フリーザーバッグに入れたらしっかり空気を抜いておくこと。
最後にまとめ
● 梅のジュースを保存する際、一番気を付けることは、カビと発酵です。 梅がきちんとエキスに浸かるように毎日ビンを揺らしたり振ったりします。
● 何度もふたを開けてしまうとビンの中に酸素が入って傷みの原因になったり味が落ちてしまう原因になるので、なるべくふたを開けないこと。
● 出来上がった梅ジュースはペットボトルで小分けにして保存すると、きちんと密封されているため劣化を防ぎます。
● 梅ジュースをペットボトルに移し替える時は「地洗い」と言って、先に梅ジュースで下洗いをしておき、その後移し替えると長期保存ができるようになります。
● 梅ジュースの保管期間は、一般的に冷蔵庫で1年ほどと言われているようです。
しかし何度も開けたり、完全に密封していない状態であれば半年が目安です。
● 飲めるかどうかのは、梅ジュースの匂いや色、カビの有無などで判断することになります。
「おかしいな」と思ったら飲むことはやめましょう。
いかがだったでしょうか。
手作りの梅ジュース、美味しいですよね〜!
ネットでも「梅仕事」をしている人は結構多いようで、5~6月の時期になると「梅ジュースの作り方」や「保管方法」などが多く検索されているようです。
SNSなどでは
● 「明日収穫予定!梅ジュースと梅ジャムを作るんだ」
● 「おばあちゃんと梅の下手を取りながら、おばあちゃんの昔話を聞くのが楽しみ」
● 「梅ジュースは母の味」
● 「疲れている時に梅ジュースを飲むと酸味と爽やかな口当たりで、一気に疲れが吹っ飛ぶ」
● 「梅仕事は日本の良い文化だと思う」
などと梅ジュースが出来るまでの工程に意味を見出している人も多い様子。
こういう手間のかかることを出来る人は丁寧な暮らしをしているようで、素敵ですよね♪
実は私今年すでに祖母の家で子供と一緒に梅を収穫するのを手伝ってきたんです!
梅は子供でも簡単に獲れるので、とても楽しそうに沢山収穫することが出来ました。
しかしその時に祖母に「梅を分けてあげる」と言われたのですが、梅をどのように使って良いのか分からず・・・結局もらってきませんでした^^;
梅ジュースが梅酒作りは何となく難しいイメージがあって敬遠していたんですよね。
でも他人が作ってくれるのは大好き・・・^^;(ごめんなさい)
今回調べたことで梅ジュースの保存方法やコツも分かったし、私も来年はぜひ梅ジュース作りに挑戦してみたいと思います!