春日野部屋の部屋付き親方として活躍していた春日錦。

現役時代は社交的で温厚な性格で、ファンサービスの良い力士として知られていました。

しかし、2011年の八百長問題によって角界を追放されています。

そんな春日錦が今話題となっているのは、八百長問題に関する有力な情報を、週刊文春にリークしたからなんです。

春日錦は、春日野親方との八百長問題に関する会話内容を録音していて、

今回その肉声テープを公開しました。

果たして、テープの内容とはいったい?

また、八百長問題で退職してから春日錦は離婚したのでは?という噂もあります。

ここでは春日錦の現在についても触れながら、まとめていきます。

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春日野親方の八百長問題のいきさつは?


出典元:http://news.livedoor.com/


まずは春日野親方の八百長問題について、説明していきます。

春日野親方とは現役時代、栃乃和歌として活躍していました。

最高位は東関脇と力士としての結果では振るわなかったものの、

引退後に年寄・竹縄を襲名。春日野部屋の部屋付き親方として、

力士たちの指導に力をそそいでいました。

その後の2003年、先代の春日野が定年を迎えたことにより、自身が春日野を襲名。

春日野部屋を継承しました。

しかし2011年、自身がかつて襲名していた竹縄を襲名して間もない春日錦が、大相撲八百長問題の中心だったことが判明します。

その責任を取る形で、春日野親方は委員から主任へ降格しています。

八百長問題の中心とされた春日錦は、2010年の野球賭博問題に関与しているとして謹慎処分を受けていました。

その後すぐに、八百長問題にも関与していたことが発覚し、

さらには春日錦本人も八百長への関与を認めたため、相撲協会から2年の職務停止処分を受けました。

それからは相撲協会が春日錦から事情聴取を進め、

八百長に関与したとされる力士、総勢20名を角界から追放しました。

この処分に関して、追放された力士の所属していた部屋の親方は

「不公平だ」「理事全員を解任させろ、こんな処分は受け入れられない」など、

処分に対する反発的な意見を持っていました。

というのも、八百長の情報を暴露した春日錦は角界を『引退』しているからなんです。

春日錦の証言によって処分を受けた人たちは退職金を受取れなかったのですが、

一番早くに八百長への関与を認めた春日錦だけ、退職金を受け取れたようなんです。

これが、他の部屋の親方からすれば「春日錦は仲間を売った」と受け取られたようです。

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春日錦はハメられた?取り調べが進むに連れて募った不信感とは?


八百長問題を暴露した春日錦ですが、実は相撲協会にハメられたのでは?という噂があります。

出典元::http://sumodb.sumogames.de/

なんでも春日錦は引退後、八百長に関わっていたにも関わらず処分を受けなかった力士たちに「金を貸してくれ」「事業を始めるから金を集めている」などと、八百長への関与というネタを使ったある種ゆすりのような行動を取っているようです。

春日錦は八百長への関与は認めたものの、「なんで俺だけが引退しなければならなかったんだ」という怒りの気持ちが強いようです。

そのため、八百長に関与していながらもいまだ現役の力士たちのことが許せないみたいですね。

また、八百長問題で引退した力士たちは世間から悪者扱いをされ、就職先を探すことも困難だったと言います。

もしかしたら、春日錦にもそういった背景があったのかもしれませんね。

さて、八百長に関与したとして処分を受けたのは20名の力士だった訳ですが…

果たして、その20名以外の力士は全く八百長に関与していなかったと言えるのでしょうか?

答えとしては、処分された力士の他にももっと多くの力士が、八百長に関与していたと思われます。

八百長は個人同士で成り立つものではありません。

ひとつの取組の結果のために八百長をするのではなく、いくつかの取組結果をまとめて調整するために、八百長が行われるのです。

ですので、八百長は各部屋同士で話し合いの結果、多くの人々を巻き込んで行われるのですね。

というわけで、春日錦や他20名の力士以外にも八百長に関与した力士はいると言われているのですが…

どうやら相撲協会での取り調べは、そういった点に配慮したものではなかったようです。

取り調べを受けた関係者の話によると、協会関係者はこの一連の騒動を一刻も早くおさめるために必死だったように感じたそうです。

そのため、手っ取り早く事態を鎮静化するために、代表として20名の力士に処分を下したのではないかと言われています。

春日錦は八百長問題の中心とされたわけですが、もしかしたら春日錦は八百長問題の鎮静化のために使われた・ハメられたと言ってもいいのかもしれません。

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春日錦が音声録音に踏み切った理由と春日野親方とのやりとり内容は?


春日錦が週刊文春に、春日野親方との会話を録音した音声テープを情報提供しています。

そしてそのデータは週刊文春のオンライン版で公開され、大きな話題となっています。

2011年の八百長事件発覚直後のものなのですが、このような内容でした。

「またゴタゴタ、お前らも起こすなよ。相撲、一生できなくなっちゃう。五月場所で爆弾発言でもしてみろ。その時点で協会パンクだよ。そうなってくると、(相撲界は)バカで体がでかい奴ばっかりだから。働く機会がなくなるわけだ。それが一番怖い」
引用元:週刊文春2月1日号より


こちらはテープ内の春日野親方の発言なのですが、この言葉だけを受け止めると、春日錦に春日野親方が『口止め』しているような印象ですね。

出典元:http://news.livedoor.com/


この文春砲を受けて春日野親方は、週刊文春の発売日当日、2月1日に会見を開きました。

そこでは春日錦には常日頃から「正直に話しなさい」と言ってきたことや、記事に取り上げられた発言は不正確なことや事実と違うことを言って、協会や他の力士に迷惑をかけてはいけないという趣旨で言った、と弁明しています。

会見の春日野親方が言うに、口封じなどでは決してなかったそうです。

会見ではそうは言っているものの、音声テープの中の春日野親方は口止めをしているようなニュアンスで話しているように感じました。

もちろん真相は本人たちにしかわかりませんが、八百長隠蔽の事実をさらに隠蔽するために、春日野親方が嘘をついているのかと思います。

また、春日錦が春日野親方との音声データを公開したきっかけですが、

先ほどお伝えした、春日錦が八百長をネタにゆすりをしているということに関係してきます。

どうやら春日錦は、八百長についての情報を暴露する!と予告することで

関係者から金を集めていたんだそうです。

さらには、事件後の対応から自身を育ててくれた春日野親方への不信感がつのり、

半ばやけっぱちで音声を録音したのではないかと言われています。

また、最近になって公開された理由としては、

日馬富士の貴乃岩への暴行事件や、貴乃花親方の理事選惨敗など、

角界での悪いニュースが続く中で公開した方が注目度が高いと判断したのだと思います。

春日錦は八百長に関与した力士たちに恨みを持っていたようですし、

音声の公開には復讐の意味も混ざっているのかも。

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春日錦が退職せざるを得なかった理由とは?


八百長問題への関与を認めて相撲界から去った春日錦ですが、

退職せざるを得なかった理由があったらしいんです。

もともと八百長への関与を反省し、真実を世間に伝えるという目的で

自ら関与を認めた春日錦でしたが、

その後は八百長事件の黒幕に仕立て上げられ、さらには春日野親方にも守ってもらえず、

世間からは春日錦が真の悪役としてとらえられてしまいました。

出典元:https://entert.jyuusya-yoshiko.com/

八百長問題への調査に協力したことで解雇は免れ、2年間の職務停止処分で済んだ春日錦でしたが…

どうやら相撲協会には、その2年間のあいだに辞職を申し出るように圧力をかけられていたそうです。いわゆる辞任勧告ですね。

つまりは、相撲協会からの圧力によって、辞職せざるを得なかったということですね。

ちなみに力士のトレードマークであるまげは、断髪式を行ってもらえなかったため散髪屋で自ら切ったそう。

こういった悲しい出来事が、春日錦が週刊文春に情報提供するきっかけになっているのだと思います。

春日錦の現在は?離婚で人生の立て直しが難しい?


春日錦は結婚していて、奥さんとはおしどり夫婦として知られているようです。

なんでも春日錦はさまざまなインタビューの度に奥さんについて語るそうで、

愛妻家であると評判です。

また、嫁の父親は元サッカー選手の平沢周策さんだそう。


出典元:http://www.30ans.com/


ネットでは春日錦は離婚しているのでは?という噂がありましたが、

詳しく調べてみた結果、そういった事実は無いようです。

むしろ愛妻家だとかおしどり夫婦だとか、夫婦関係が良好であるような情報が多かったので

相撲界を引退した後も、奥さんとは仲良く生活しているのだと思います。

奥さんの名前は美保さんで、2004年に結婚しているそうです。

千葉県出身の年上の方だそうで、春日錦は奥さんのことを自慢に思っているようです。素敵な夫婦関係ですね。

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春日野親方は過去にもゴルフクラブ事件も? 貴乃花よりも不信感アリな状況に世間の批判声は?


音声テープの公開によって窮地に立たされた春日野親方ですが、

今回の隠蔽疑惑より前にも、問題を起こしているようです。


出典元:https://blogs.yahoo.co.jp/

2011年に、門限を守らなかった弟子3人に対して、ゴルフクラブや自らの拳で殴打するなどの暴力を振るっていたことが発覚しています。

春日野親方は事件発覚の夜の会見で、アイアンで殴ったことを認め、

「やりすぎた部分があったことは反省しています。ただし、死ぬほどのことはしていない」とコメントしています。

春日野親方いわく、弟子と親方は親子関係だと思っているし愛情もあるので、しつけのつもりだったそうです。

また、会見時には弟子の3人と和解済みであることも明かしました。

警察の調べによるとゴルフクラブは折れ曲がっていたようですが、

暴力を受けた弟子のうち2人は「自分たちが悪かった。訴える気はありません」と話していたそうです。

もう1人の弟子も、実家帰省中だったため後日に事情聴取を受けましたが、

春日野親方に自らの非を謝罪し、訴訟などには発展しませんでした。

しかし、弟子とは和解をしていますが、世間からの目は厳しかったようです。

その当時も相撲界の暴力事件が問題視されていたので、いくらしつけのためとはいえゴルフクラブで殴るのはおかしいのではないか、という声があがっていました。

最近相撲協会の事情聴取拒否などで話題の貴乃花親方ですが、

世間はそれに匹敵する、もしくはそれ以上の不信感を春日野親方に持っているみたいです。

確かに過去にも問題を起こしているという点は、信用や信頼度は低くなりますよね…。

ですから、今回の音声テープの件も世間は冷たい目で見ているようです。

果たして春日野親方は世間の信頼をとりもどすことができるのでしょうか。

春日野親方の今後の対応に注目です。

最後にまとめ

今回は春日錦と春日野親方について、まとめていきました。

おふたりとも八百長問題によって批判を浴びたわけですが、

その後退職に追い込まれた春日錦は、現在も親方を続けている春日野親方に対して

不満があったのかもしれませんね。

今回の音声データ公開によって八百長問題の真相がさらに明るみに出て、

相撲界の未来が少しでも明るくなればと思います。

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