2017-2018年にインフルエンザワクチン(チメロサールフリー)ノインフルエンザワクチンが再開。

2016年は、チメロサールフリーのワクチンは全く製造されていなかったといい、今年もかなり確率で、限定での流通量が見込まれます。

特に妊娠中である28週目以降の場合はインフルエンザにかかると重傷になりやすいので、早めに医療機関への問い合わせが必要です。

Sponsored Link

妊婦は一般の人よりも、インフルエンザ感染が10倍高い?


妊婦は一般の方よりも、新型のインフルエンザ感染により集中治療室(ICU)を必要とする確率が10倍もたかいそうで、特に妊娠28週目(妊娠後期)以降の方は注意が必要だとWHO(世界保健機関)が声明を発表しています。妊娠中は免疫の変化から、感染症にかかりやすい時期。

新型インフルエンザにかかったら大変です…

もし感染してしまった場合は、集中治療室(ICU)を必要とする確率は多いといい「死亡率も妊娠していない人よりは多い」といいますからとても注意が必要ですね〜。

そもそも妊娠中に高熱がでること自体が、胎児の身を危険にさらし、神経管欠損などのリスクもあるそうです。
Sponsored Link

妊娠中にインフルエンザワクチンを受けることは安全か?


妊婦さんの一番の心配事は、「インフルエンザワクチンを受けることは安全か?」ということですよね。この問いに対し、日本産婦人科学会は「妊娠中に予防接種を受けることは安全かつ有効」との見解を示しています。

不活化ワクチンという毒性のないワクチンを使用するため、妊娠や胎児に影響を与えることはほとんどないそうで、国内の調査によると、妊娠中の方がインフルエンザ予防接種を受けたことでの先天異常の新生児が発症する確率は自然発症率よりも高くならないという報告があります。

インフルエンザワクチンにふくまれる防腐剤(水銀)について


また、インフルエンザワクチンにふくまれる水銀についてですが、これも日本産婦人科学会によれば「メチル水銀(チメロサール)含有ワクチンを妊婦に投与しても差し支えない」と明言しています。インフルエンザワクチンに含まれる防腐剤(水銀化合物)の量は極めて微量、かつ体内に蓄積されないという性質があり、また防腐剤入りのワクチンを接種してもすぐに体外に排出されて、特に副作用もないといわれています。

なので、妊婦さんが防腐剤入りのインフルエンザ予防接種を受けても特別危険なことはないとされています。

アメリカでは予防接種と自閉症との関連性についての議論がなされているようですが、ワクチンに含まれる水銀は妊婦が一日に食事から接種可能な水銀量よりも少ないため、影響はないという結論になっています。
Sponsored Link

防腐剤(水銀)がないメチロサールフリーのインフルエンザワクチンはある?


インフルエンザワクチンの中には、メチロサールフリー(エチル水銀を含まない)ワクチンがあり、取り扱っている病院もあります。どうしても不安だという妊婦さんにとっては、メチロサールフリーのインフルエンザ予防接種をおすすめします。

ちなみに、2016年は熊本にある製造元が熊本地震の影響で被災し、メチロサールフリーのインフルエンザワクチンは製造されなかったとの報告があります。

2019-2020年においても早めに医療機関に問い合わせるにこしたことはありません。

   

 

出産後の乳児を持つ母親にインフルエンザ予防接種は大丈夫?

防腐剤(水銀化合物)入りのインフルエンザワクチンを予防接種後に授乳しても、エチル水銀の水銀量が極めて少なく、半減期も短いことから「母乳を介しての乳児への影響はない」とされています。

おわりに


最も安全なのは、インフルエンザ予防接種をせず、風邪にもかからないことですが、家族の中で誰かがインフルエンザに感染するとも限りません…絶対の免疫力を持つ場合でない限り、インフルエンザ予防接種はしておいたほうが良いでしょう。

しかしながら、妊娠中のインフルエンザ予防接種は、細心の注意を払って行いたいものです。

日本産婦人科学会ではインフルエンザ予防接種を安全かつ奨励していますし、防腐剤の影響もほぼないとされていますが、万が一の細心の注意を払い、メチロサールフリーのインフルエンザワクチンを接種する方法も良いですね。

どちらにせよ、インフルエンザに感染し、集中治療を受けるより予防接種をしたほうがリスクは少ないと言えます。

Sponsored Link
Sponsored Links

こちらの記事もよく読まれています