結婚式シーズンですね。この秋、結婚式の招待状を受け取った人も多いと思います。

結婚式に参加する側の楽しみと言えば、もちろん新郎新婦の幸せな姿を見ることは一番ですが、何と言っても食欲の秋。

お料理も楽しみのひとつではないでしょうか。

しかし、食物アレルギーがある人は招待状をもらうと「アレルギー欄のある・なしをどうやってどうやって伝えよう」と返信に悩む人も。

今日はスマートにアレルギーの有無を伝える方法と、大人のマナーを教えます!

Sponsored Link

結婚式の招待状に返信でアレルギー ある場合の書き方は?


結婚式はゲストをおもてなしする場として、新郎・新婦にとっては非常に気を遣うところです。

人生で一番の晴れの日にゲストが食事も含めて楽しんでもらえるよう、料理や演出に、精一杯のおもてなしを考えていることでしょう。

その表れとして最近では招待状の返信ハガキにアレルギーの有無を確認する項目が入っています。

「アレルギーなどお体に合わない食材がありましたらご遠慮なくお知らせください」

という文言が多いですね。

この時、受け取った側が一番に思うことは

「正直に書くと失礼に当たるかな?

「失礼なく、うまく伝えられる言葉は何か?」
ということだと思います。

もちろん、アレルギーは最悪の場合命にかかわることですから、しっかりと有無を相手に伝える必要があります。

もし告げずに出された料理を食べ、結婚式でアナフィラキシーショック(急性アレルギー反応)を発症しては大変なことになります。

晴れの日が台無しになってしまう可能性もありますから。


そこで「結婚式」というマナーを重んじるイベントだからこそ、相手にスマートに伝える方法を考えてみました。

アレルギーがある場合の書き方は?

例文その1.
「カニやエビなどの甲殻類のアレルギーがあります。
ご面倒をおかけしますがご配慮頂けますと幸いです」

例文その2.
せっかくの御祝い事でのお食事ですが、蕎麦アレルギーがあります。
ご配慮いただければ幸いに存じます。申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

縦書き・横書きかは返信ハガキの向きに合わせてください。

ポイントは以下の2点になります。

・新郎新婦に対し、配慮をいただくことへの感謝の気持ちを伝える
・アレルギーがある食材をハッキリと伝えること
(その食材そのものが出されなくても、スープにエキスが入っていたり、目に見えないくらいの小さい形で出されることがあるからです)

せっかくの結婚式の席ですから、自分も新郎新婦も心地よく過ごすため、きちんと伝えるべきことは伝えましょう。それが大人のマナーです。

ちなみに気になったので調べてみました。

私自身の結婚式では招待客80人に対し、アレルギーがあるという返信があったのは2人でした。

その食材は「エビ」と「たまご」。

披露宴のメニューの中から、その2人は別の食材に変えた料理を出しました。

エビはお肉料理に、卵は卵なしで作って頂きました。

その結果2人からは
「安心して食べられた」
「他の人と違うものを食べられたので、ちょっと得した気分だった」
と喜ばれたことを今でも覚えています^^

今やレストランなどでもアレルギー表記は当たり前な時代ですからね。


きちんとした形で伝えれば、快く対応してくれるでしょう。調理をする側からすれば、大した問題ではありません。

それよりも「美味しく」「安全に」食べてくれる方がよっぽど良いのです。

Sponsored Link

結婚式の招待状に返信でアレルギー ない場合の書き方は?


逆にアレルギーがない場合はどのように返信すれば良いのでしょうか。

その時はシンプルにアレルギーがないことを伝え、気遣いをして頂いた感謝の気持ちを伝えましょう。

例文はこちら。

「お心遣いありがとうございます。お陰様でアレルギーは特にありません」
「ご配慮いただきまして、ありがとうございます。アレルギーの食材はありませんので、ご安心ください」

何も書かなくても問題はありませんが、返信をされた新郎新婦が「遠慮して書かないのかな?」とか「書き忘れていないかな?」と余計な心配をしてしまうこともあります。

もしアレルギーがなくてもここで一筆書いておくのが大人の対応なのではないでしょうか。

Sponsored Link

夫婦・家族・友達・連名の場合は?妊婦の場合の記載方法は?


基本的に上に書いた文面のように、新郎・新婦側には気遣い頂いていることに感謝の気持ちを伝えつつ、「誰が」「何の食材にアレルギーがあるのかを明確に書いておきましょう。

「妻」や「子ども」だけではなく、必ず個人の名も入れておけば完璧です!

夫婦・家族の場合の例文はこちら

「お気遣い頂きありがとうございます。大変恐縮ですが、妻(子)○○に△△アレルギーがありますのでご配慮いただけると幸いです」

特に子供のアレルギーは自分の食べられるものと、食べられないものを判断できない場合があります。

そのため親が事前に避けられるよう、気を付けてあげましょう。

妊婦の場合の記載方法は?

また妊娠中に結婚式に参列する場合も同様で、アレルギーの有無はしっかりと返信時に伝える必要があります。

さらに新郎新婦側に自分が妊娠中であることも伝えておくことは大事です。

妊娠中は体調が不安定になりやすく、トラブルが起きやすい時期です。

そのため、式場側に妊娠中だということを配慮してもらうことは大きな意味があります。

座席や冷え対策など、式場のスタッフは本当によく見てくれ、配慮してくれます。

楽しみにしている食事もその中のひとつです。

もしもアレルギーがなくても、妊婦さんの食事にはいくつかの注意点があります。

・アルコールは飲めない
・つわりで食べられないこともある
・ナマモノはなるべく避ける

これらを配慮してくれと返信はがきに書かないまでも、妊娠中はなるべく避けたいことには間違いありません。

ちなみに私が妊娠中に友人の結婚式に出席した時は、アレルギーはないものの妊婦だということで、式場の方が乾杯の飲み物はさりげなくノンアルコールにし、生ハムなどのナマモノは避けて別の食材にしてくれました。

他にもトイレに近い座席にしてもらったり、ひざ掛けを貸してもらったり・・・こういった心遣いはありがたいですよね。

妊娠中でも心地よく、お祝いの時間を過ごしたいですものね。

Sponsored Link

最後にまとめ


招待された結婚式でアレルギーを発症し、アナフィラキシー症状で病院送り・・・これでは本人はもとより招待した新郎・新婦も後味が悪いものです。

食物アレルギーを持つ人は、口にする食材ひとつひとつに神経を使います。

命に係わることですから、細心の配慮が必要ですね。

よって招待する側の新郎新婦から届く招待状に「アレルギーの有無」は最近では必ず入る項目であり、最重要項目と言っても過言ではありません。

その返信方法をまとめてみました!

・招待状の返信の際、アレルギーの有無は必ず回答しましょう。
そしてアレルギーがある場合は「食材名をハッキリと書く」

・アレルギーがない場合でも空欄にせず、有無を必ず書きましょう。

・夫婦や家族、連名、友人の場合でも、本人に代わって「誰が」「何の」アレルギーがあるかということをしっかり記載しましょう。個人名を書くことをお忘れなく。

・妊娠中もアレルギーの有無はもちろん記載しましょう。また妊娠中だということを必ず伝えておき、配慮が必要なことがあれば書いておきましょう。

Sponsored Link
Sponsored Links

こちらの記事もよく読まれています