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永六輔さんと言えば言わずと知れた昭和を代表する元放送作家で、タレント・作家・作詞家・ラジオパーソナリティ・・・幅広いジャンルで活躍されていましたね。
2016年7月に亡くなり、多くの人々が永六輔さんの名言を思い出し、悲しみにくれました。
83歳、穏やかな最期で大往生だったようですね。
そんな多くの人々から愛された永六輔さんの孫で現在東大に在学中の永拓実さんが2017年9月8日放送の「爆報!フライデー」に登場します。
永拓実さんはそこまで人々を魅了する言葉を残してきた祖父・永六輔さんのことを改めて知りたいと思っています。
その名言を本にして作家活動も始めたそうです。
番組では永六輔さんの知られざる晩年にも迫ります。
永拓実の経歴は?高校や大学は?母はアナウンサー?兄は俳優?
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永六輔さんには娘さんが2人おり、長女の永千絵(えい・ちえ)さんはエッセイストです。
母の永真理はアナウンサー?兄は俳優?
次女の永真理(えい・まり)さんは元フジテレビのアナウンサー(のちにフリー)です。
とても美しくて知的な雰囲気を持つ女性ですね。
その永真理さんには2人の息子がいます。
兄は育之介(いくのすけ)さんと言い、俳優・モデルをしています。
そして次男の永拓実(えい たくみ)さんです。
拓実さんは1996年生まれの20歳です。
拓実さんの高校や大学は?
高校は国学院久我山高校でした。
高校時代はバスケ部に入っていたそうですよ。
国学院久我山高校のバスケットボール部と言えば、インターハイに出場するなど強豪校としてとても有名です!
永拓実さんもそこでバスケに情熱をかけていたのでしょう!
そして永拓実さんは大学に進学しますが、何と東京大学文科二類。
それも現役合格です!
東大の文科二類は、2017年の偏差値ランキングは全国の文系で2位!
偏差値は81だというから驚きです!
永拓実さん、非常に優秀な方なんですね・・・( ゚Д゚)
永拓実は東大休学し永六輔の名言を本に?

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永六輔さんは多岐にわたってテレビやラジオ、執筆や作詞などで多くの“言葉”を発信してきました。
特に有名なのは坂本九さんが歌った「見上げてごらん夜の星を」や「上を向いて歩こう」ですね。
永六輔さんが“言葉”を非常に大事にしており、そのメッセージは多くの人々の心に住み続けました。
永六輔さんの言葉によって人生に大きな影響を受けた著名人は非常に多いです。
例えば、黒柳徹子さんやタモリさん、さだまさしさん、久米宏さんなど。
分野は違えど、錚々たる面々です!
時代を象徴する「言葉の天才」・・・改めて永六輔さんの凄さを感じます。
そんな祖父に対して、孫・永拓実さんは
「ひとりの祖父としては好きだけれど、特別な存在ではなかった」
そうです。
幼い永拓実さんにとっては世の中に名言を残した天才も、普通のおじいちゃんとして好きだっただけなのですね^^
しかし祖父の偉大さを知るのは残念ながら永六輔さんが死去してからの事なのです。
祖父・永六輔さんの葬儀の場で衝撃的な出会いを経験します。
永拓実さんは、参列者の中に激しく泣いている若い女性がおり、気になって声をかけてみたそうです。
その女性は自殺を考え、冨士山麓へ行った際に聞こえてきたラジオで永六輔さんの明るい声を聴いて自殺を踏みとどまったそうです。
しかもその場でラジオ番組あてに出したハガキに対してすぐに永六輔さんから返事が来て、それからは永六輔さんのラジオを楽しみに生きてきたのだとか。
そしてその女性のあるひと言が、永拓実さんの心を大きく動かしたのです。
「永六輔さんから人生のすべてを学んだと言っても過言でない」
永六輔さんの「お別れの会」は青山葬儀所で執り行われ、多くの著名人が出席しましたが黒柳徹子さんが永六輔さんとの爆笑弔辞を述べるなど、哀しさの中にも永六輔さんの人柄が偲ばれるエピソードがたくさん詰まった葬儀となりました。
本当に愛されていたのですね。
永拓実は東大休学し永六輔の名言を本に?
そんな祖父の偉大さを目にした永拓実さんは祖父・永六輔さんとの記憶をたどり、祖父が残した数多くの著書や手帳やノートを読み漁ります。知れば知るほど永六輔さんの言葉の世界に魅了させられていきます。
そして、親交の深かった人たちの元を訪ねて祖父の足跡をたどります。
その相手は前述の黒柳徹子さん、タモリさん、さだまさしさん、久米宏さんはもちろん、清水ミチコさん、小林亜聖さん、ピーコさんなど・・・
永六輔さんの名言を本にすることを決めた永拓実さんは東大休学し、執筆活動をします!
それで書き上がったのが著書「大遺言:祖父・永六輔の今を生きる36の言葉」です。
永六輔さんの言葉のすばらしさはもちろんですが、永拓実さんの文章の評価も高いようで、先日アマゾンでのベストセラーランキングでは堂々1位を獲得しました!
増刷も決まり、10万部を目指すところまで売り上げているのだとか。
凄いですね!やはりこの文才も祖父譲りなのでしょうね。
永拓実さんは2016年にも一人旅での経験や交流などをまとめた作品が“JTB交流文化賞最優秀賞”を受賞していますし、これから作家として活動していくことも考えられます。
20歳にしてここまでの文才や“感じる心”を持っているようですから、いつか祖父・永六輔さんのように多くの人々の心に“言葉”を残す偉大な人物になる可能性は大いにありますね。
9月8日放送の「爆報!THEフライデー」では永拓実さんの人物像に迫ると共に、永六輔さんの知られざる晩年が明かされるようです。
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「爆報!THEフライデー」番組内容は?
昨年7月7日他界した永六輔さんの孫・永拓実さんと東大前で待ち合せ。
目元がすっきりしたどこにでもいる好青年風の永拓実さんが登場。
東大に入ろうと思ったきっかけは「ここでなんか面白いことをしたい!」と思ったことからでした。
そこで猛勉強をした永拓実さんは、なんと偏差値35から75にアップ。
40もアップしたなんて凄すぎですね!
そんな永拓実さんにとって永六輔さんは、温厚で優しい普通のおじいちゃん。
永六輔さんが活躍している時代を生きていないので、祖父の偉大さを知りません。
しかし葬儀に出席した有名人の面々を見て「この人は一体何者だったんだろう」と大きな疑問がわいてくるのです。
そこで永拓実さんは永六輔さんの足跡をたどる旅を始めるのです。
永六輔さんとゆかりのあった人物を訪ねて歩きます。
一人目は久米宏さん
鬼の六輔と言われる程怖い存在だったと言います、その理由は?
永六輔さんのラジオ番組に中継レポーターに抜擢された久米宏さん。
真面目な中継をしていましたが、パーソナリティの永六輔さんにすぐに中継を打ち切られてしまっていたそうです。
その理由は・・・ズバリ中継が面白くないから。
そこでどうすれば良いか?と考えた久米宏さんは電柱にインタビューをするという驚きの行動に!
電柱の半生を妄想で語り始めるという・・・。(笑)
また、桟橋からの中継の時、海に飛び込むなどという行動を起こし、今まで自分の中継で笑ったことがなかった永六輔さんが手を叩いて笑ってくれたそうです!
久米宏さんは永六輔さんに「人間として面白いことをしないといけない」と学んだと言います。
二人目はさだまさしさん
永六輔さんが生前、最後の対談相手に選ぶほど信頼していた人物です。
さだまさしさんは永六輔さんを「旅の教祖」だと思っているそうです。
そしてこんな歌詞は絶対に書けないというのは1962年発売の「遠くに行きたい」だと言いました。
生前永六輔さんは、時間があれば土地を旅し、旅での出来事をさだまさしさんに話していたそうですよ。
旅先で出会った人のことを「この人すごく面白い人なんだよ」と嬉しそうに話し永六輔さんの笑顔が忘れられないようです。
そしてさだまさしさんは永拓実さんへこの言葉を送ります。
「惜しむなよ 行動力、時間を惜しむなよ。好奇心のアンテナを高くあげないと駄目だよ。そういうじじいになってくれ。永六輔の孫という程不幸なことはないし、幸せなことはない」
この言葉に永拓実さんの表情がキュッと引き締まりました。
「爆報!THEフライデー」ではテレビで初めて永六輔さんの自宅を紹介します。
遺品の数々。ネタ帳や旅先から送ってきた孫へのハガキなど、永六輔さんの遺品の数々が山積みになっていました。
永拓実さん曰く9割方大橋巨泉さんが送ったものだそうです。
その中には手塚治虫さん直筆の絵や井上ひさしさんの言葉など貴重なものも!
そんな中に、謎のメモ。つたない文字が書かれています。
これは、パーキンソン病になって手が不自由になってしまった永六輔さんの文字の練習の跡でした。
ファンを大事にし、ひとりひとりと手紙をやりとりしていた永六輔さんは、1日100通、多い時は400通書くこともあり、腱鞘炎になってしまったとか。
手が不自由になっても最後まで返事を書くため練習していた祖父の凄さをまざまざと見せつけられた永拓実さんでした。
そんな永六輔さんは晩年、出演するラジオ番組で批判を受けたそうです。
2010年から前立腺がん、パーキンソン病を患い身体が動かない永六輔さんは車いす生活。
更に呂律がまわらなくなってしまうのです。
番組では実際の音声が放送されましたが、明らかに聞き取りにくい状態でした。
その言葉をアシスタントが訳して伝えている状況に
「聞き取りにくい」
「やめたほうがいい
という声がリスナーからあがったそうです。
しかし永六輔さんは
「難病の人は世の中にたくさんいる。元気に難病をやっている方が聞いている人に元気を与えられるかもしれない」
と言ってラジオ出演を続けます。
しかし、6月26日からついにラジオに出られなくなってしまったのです。
寝たきりで意識がない状態。
そんな祖父を見守る永拓実さんの目の前で驚きの出来事が起こりました。
動かないはずの永六輔さんが突然起き上がり
「みなさんこんにちは。永六輔です。今日はとってもいい天気ですね」
と一人ラジオを始めたのです!
しかもその時間はラジオの開始時間と全く同じだったというから驚きです。
永拓実さんは、永六輔さんが見せつけた真の大往生を目の前で見て「永六輔の存在を忘れられないように今後も頑張りたい」と決意を新たにしたのです。
これからも永六輔さんのことを人々に忘れられないように、足跡を追って生きて行きたいと語る永拓実さんのことを永六輔さんが天国から見守ってくれるのでしょう。
人間は二度死ぬと言います。
一度目は肉体が死ぬとき。
二度目は人に忘れられた時と言います。
永六輔さんは長く語り継がれることで、きっと長生きするのでしょう^^