南谷真鈴さんという女性を知っていますか?
世界最年少20歳という年齢でエクスプローラーズ・グランドスラムを達成し、大きな話題となった人物です。
エクスプローラーズ・グランドスラムとは、七大陸最高峰(エベレスト・キリマンジャロ・マッキンリー・アコンカグア・ヴィンソン・マシフ・エルブルス)・南極点・北極点すべてを到達することです。
こんな凄い記録を日本の一大学生が達成してしまうとは信じられませんね!
南谷真鈴さんとは一体どんな女性なのでしょうか? 調べてみました。
登山のきっかけは?最年少グランドスラム達成のトレーニング方法は?
南谷真鈴さんは幼い頃から父の海外赴任に伴い、世界中を転々としていました。
登山に関心を持ったのは、13歳の頃です。
当時香港に滞在していましたが、学校で登山をする機会があり、そこで山の魅力に取りつかれたといいます。
また、そこでは仲間と助け合い、計画に動かなければいけないこと・人と人の繋がりの大切さを知ったそうです。
そして、高校生にエクスプローラーズ・グランドスリムに挑戦することにしたのです。
ここから南谷真鈴さんの過酷なトレーニングが始まりました。
毎日トレーニングジムでウェイトトレーニングはもちろん、急傾斜のランニングマシーンを使って約30キロのリュックサックを背負い、2時間ランニング・8千メートル峰での高所トレーニング・スキーやクライミングテクニックなど、それは厳しいものだったそうです。
エベレストを目指す際には、更に「クロスフィット」というトレーニングも始めました。
クロスフィットとは、アメリカ発祥の日常動作を高強度で行うフィットネスプログラムで「歩く」「走る」「起き上がる」「拾う」「持ち上げる」「引く」「飛ぶ」などの似非常の基本動作を激しくパフォーマンスするものだそうです。
これは2分で息が上がるほどの激しさで、底力を上げる事ができるとして、最近注目されているトレーニングです。
また、トレーナーも優秀な人物を付けました。
元K-1ファイターの「ニコラス・ペタス」さんです。
K-1時代は「青い目のサムライ」というキャッチフレーズがついていましたね〜
ちなみにペタスさんは、デンマーク出身の格闘家で極真会館の大山倍達総裁の最後の内弟子です。
体力的なトレーニングの指導はもちろん、山に向かうための強い精神力をつけることを教えてもらっているそうです。
言うまでもなく登山は命がけですから、強靭な体力・筋力・精神力は必須ですよね。
こういった厳しい訓練を経て南谷真鈴さんは6年間という短期間でグランドスリム達成という偉業を達成することとなるのです。
父親の職業は?実家は金持ち?
南谷真鈴さんは幼い頃から父親の仕事の関係で海外で暮らしていました。
それはマレーシア・大連・上海・カナダ・イギリス・・と様々な国で転校を繰り返していました。
せっかく出来た友達ともすぐに離れてしまうことも多かったのでしょうね。
南谷真鈴さんの父は商社に勤めていて、世界中を飛び回っているということから、三井物産や丸紅では、という噂がありますが真偽の程は分かっていません。
当然商社にお勤めの父親がいるのであれば、裕福な家庭だということは想像できます。
しかも本格的に登山をするためには、トレーニング代、滞在費、ウェア代、入山料、登山費用など多額の資金が必要となります。
やはりお金持ちでないとちょっと難しいですよね。
ちなみに2016年からはユニクロ、DNAトラベル、そして広告代理店の博報堂がスポンサーになり、南谷真鈴さんの挑戦をバックアップしてくれています!
登山は道楽と批判の声も?
そんな南谷真鈴さんですが、親が裕福というところから来ているのか、「登山は金持ちの道楽」という批判を受けていると言います。
しかし登山は厳しいトレーニング・移動・スポンサー探しなど、気楽に出来るスポーツではありません。ひとつ間違えたら命を落とします。
ちなみに南谷真鈴さんは2015年に、八ヶ岳連峰の阿弥陀岳で200メートルほど滑落した事故を起こしたことがあります。
凍傷にならないように対策をしながら、翌日助けが来るのを待ち、命拾いしたそうです。
それからより安全意識を持ち、様々な山に挑むようになったそうです。
そんな命がけのスポーツを「道楽でやっている」なんて言われたらたまったものではないですよね。
少し前に流行った「山ガール」のイメージでそういう事を言う人がいるのでしょうか?
だとしたら大間違いですよね(笑)
南谷真鈴さんは登山の魅力についてこう語っています。
「登頂した瞬間に達成感がシャンパンタワーのように降り注いだ。自然と一体化し、人生の競争相手は自分だけだと実感出来た」
20歳でこんな言葉を言えてしまうくらいの人間でないとグランドスラムを達成出来ないんでしょうね~。
南谷真鈴さんはfacebookやインスタで、登頂の感動や今後の目標などを綴っています。
facebookは⇒コチラ
次の冒険ではどんな感動を私たちに伝えてくれるのでしょう、今後の活躍が楽しみです!