1988年に結成し「LOVE LOVE LOVE」や「未来予想図Ⅱ」など多くの楽曲でミリオンセラーを連発したドリカムことDreams Come True。
ヴォーカルの吉田美和さんのパワフルでいながらも繊細な歌声は唯一無二であり、それを支えるベース担当兼プロデューサーの中村正人さんの音楽的才能があります。
この2人の溢れる才能が融合し、たくさんの人たちの心に元気や感動を与えています。
結成から28年経った今も、なぜドリカムは第一線で活躍し続ける事ができるのでしょう。
吉田美和との出会いは衝撃的!中村正人から見た吉田美和とは?
北海道帯広に生まれた吉田美和さんは、2才の頃から自分は歌手になるという「未来予想図」を描いていたといいます。
小学生の時から作詞作曲を始め、学生時代は軽音部に入ったり地元のライブハウスで歌い始めるなど、導かれるように音楽の道に進んでいくのです。
一方、当時の中村正人さんはベーシストとして活動をしていました。
30歳を前にして、なかなかミュージシャンとして芽の出ない状況に悩んでいた時期のようでした。
そんな2人の出会いは「ナンパ」だったそうです。
驚きですね!当時とんねるずのコンサートツアーでサポートメンバーだった中村正人さんが、ツアーの合間に訪れたスナックで20歳そこそこの吉田美和さんと出会いました。
そこで中村正人さんが「音楽やっているの?デモテープ作ってる?作ってない!駄目だなー、それじゃどこにも入れないよ!」と言うと
吉田美和さんが「デモテープはないけど、歌なら今歌えます」といって地下鉄の中でアカペラで歌ったそうです。
その歌声に衝撃を受け、ナンパ心も吹っ飛び、「この人を世の中に出そうと思ってドリカムを作った」のだそうです。
(引用:2013年9月2日放送「新堂本兄弟より」
もしこの時ふたりの仲が恋愛関係になっていたら、今日のドリカムはなかったのかもしれませんね。
中村正人さんがインタビューで吉田美和さんを語る機会があった時に中村正人さんから見た吉田美和さんとは、一言で言うと「吉田美和の熱烈なファンであり戦友」だそうです。
中村正人さん曰く、吉田美和さんには「音楽の神様」がついていて、歌詞が上から降りてくるのだそうです。
その才能に嫉妬していた時期もあった中村正人さんですが、作詞作曲は天才の吉田美和さんに任せ、自分は楽曲にアレンジを加えプロデュースする側に徹することにしたのです。
後に中村正人さんは「自分の居場所を教えてもらった」と語っています。
バンドメンバー兼プロデューサー兼所属事務所として、吉田美和さんを支えています。
また、プライベートで吉田美和さんは2003年に結婚(事実婚)をした夫が亡くなるという出来事がありました。
吉田美和さんはそういった悲しい経験をバネに、音楽活動にまい進していきます。
ちなみに中村さんの結婚情報は>>>中村正人と嫁(マーキー)のなれそめは?子供の性別や学校は?
中村正人が吉田美和から受けた暴言の数
吉田美和さんのイメージは明るくて無邪気な人。
ファンを「ベイビーズ」と呼んで大事にしているという話は有名です。
そんな人でなければ、あんなに人々の心に沁みる歌詞やメロディーを生みだすことはできないですよね。
中村正人さんは以前テレビ番組でこう発言しています。「吉田美和は人格者で、会った人はみんな好きになる」と。
イメージ通りの方なのですね。
しかし、吉田美和さんは自分の音楽を誰よりも理解してくれる中村正人さんには、時々暴言を吐くなど、素顔を見せているようですよ。
「中村さんには歌と歌詞の才能がない」と言われたり「音作りばかり考えて歌詞への理解度が薄い!」と叱られたりしているようです。
一時期は中村正人さんの言うことを聞きたくないと、プロデュースから外されてしまった経験もあるようです。
そんなふたりは「中村正人は吉田美和を嫌い?ドリカムは不仲」などと言われることがあるようです。
音楽に真剣に向き合っているからこそ意見のぶつかり合いは生まれますし、それはいい作品を作る上で必要なことですよね。
お2人も人間ですからそれを暴言と感じたり、人間性を疑う!と思うことはあるかもしれません。
しかし、長年連れ添っている2人ですから、好きとか嫌いとかでは済まされない深い絆があるんでしょうね。
それは当人同士しか分からないものだと思います。
マツコが語る「ドリカムアレルギー」の症状って何?
4月18日放送の「マツコの知らない世界」に中村正人さんが出演しました。
なんでもマツコさんは「ドリカムアレルギー」だそうで。
それを克服するために中村正人さんがやってきたというから、放送前からずいぶんと話題になりました。
マツコさんは「嫌い」と言った訳ではなくて、「苦手」と表現していましたが・・
確かにあの「ポジティブなあたし」・「恋するあたし」みたいなところを苦手とする人は、結構いるかもしれませんね・・。笑
その放送の中で、中村正人さんは「解散危機」についても言及しています。
デビュー当時、「歌って生きていきたい」という吉田美和さんと、「吉田美和のためなら何でもある」という当時のメンバー西川隆宏さんと、「とにかく売れたい」という中村正人さん、全員の方向性がバラバラだったそうです。
そんな中、2002年に中和剤的役割をしていた西川隆宏さんが脱退し、メンバーが2人になると関係性が変わり、特にその傾向が強くなったと言います。
「本当に厳しい。ドリカムは常に解散危機。365日解散危機です。・・というか、僕がクビになる。吉田美和一人になってもドリカムなんです」と、天才・吉田美和の才能を認めるが故、苦悩している、とも告白しました。
色々なことがあっても、中村正人さんがドリカムを続ける理由は「吉田美和の熱烈なファンであり戦友」の一言に尽きるんでしょうね。
「吉田美和はこれからだと思います。僕自身はまだ吉田美和を売り切っていないと思っており、これからが楽しみです」と言い切りました。
中村正人さんは頂点に立っている今でもこんな発言が出る事は凄いなと思います。
ドリカムはまだまだ進化を終えていないようです。これからも人々の心に沁みる歌をたくさん聴かせてもらいたいですね!
【関連記事】