何やら、ヤマトが崩壊寸前だと話題になっているらしいですね〜。
ヤマト運輸にある労働組合が経営側に対して「宅急便受け入れ個数を減らせや!」とういう要求をだしたことが明るみに出たためです。
ヤマト運輸で働く人にとっては過酷な労働条件の実態はすでに承知の事実であり、今になって始まった事ではないそうです。
もともとヤマトの現場は過酷な環境であることは否なかったそうですが、ヤマト運輸がここまで悲鳴をあげることになったのは“ある契約”にが引き金になっているのです。
その“ある契約”とは「アマゾンとの契約」です、これにより“ヤケクソな量”の配達物が増えたそうです。
それにより従業員が次々と辞めていく事態が起りました、それでも変わらぬ労働環境。
こうなれば、量を減らすか、人を増やすかしかないと思いますがヤマトはアマゾンに値上げできない理由があるのだとか…
そこには日本の物流業界の“闇”が広がっていました…
ヤマトの悲鳴!その過酷な労働環境とは?
ヤマトの仕分け現場は夜10時から朝6時までの7時間労働を基準としていて、働いている半数は外国人が占めているといいます。
しかも、深夜残業をして日給一万円にも満たない報酬で働いているというのです。
宅配のセールスドライバーはというと、サービス残業は日常化している状態。
“昼ご飯を摂らない”で業務を続けても、配達指定リミットの21時を越えてしまうというのです。
しかもブラックな仕事内容が噂になっているため、募集をかけても人手が集まらない悪循環。
打つ手がない状況になっているようです。
ことの発端は2013年の「佐川撤退」にある
ヤマトの配達が過剰に増えたのは、2013年のこと。
ライバルである佐川急便がアマゾンの配達を撤退したのに代わり、ヤマトがアマゾンの配達を引き受けたことが原因です。
そのことにより、配達する量が過剰に増える結果となりました。
朝の荷物が以前は100個であったのが130個に増え、夕方はほ「とんどがアマゾンの荷物」だといいます。
朝はともかく、夕方の荷物をさばくのが大変な作業で且つ「時間指定」が多いというから“昼飯を削ってでも”という話もうなずけますね〜。
「夕方の荷物が増えるのは本当にキツイ」という理由から、何人ものベテランドライバーが辞めていったのだとか…
これもアマゾンの運送を引き受けなかったら起こらなかった事態でしょう。
ベテランのドライバーがキツくて辞めるんですから、相当キツイんでしょうね〜(汗)
佐川急便が「アマゾンの配達を撤退」した理由は運送費が低くて“割に合わない”から。
それでも佐川急便はアマゾンの配達を8年やったのだから凄いものです。
そもそもアマゾンの配達は、日本通運のペリカン便(現在、日本郵便)だったが、2005年ごろ佐川に代わり、2013年にヤマト運輸に代わっている。
佐川急便からヤマト運輸に代わるとき、メディアは、佐川急便はヤマト運輸に対して「100億円のエサ」を撒いたと報じていますね
その記事は⇒ こちら
しかし私が考えるには、よき撤退だったと思いますよ〜
そしてヤマトは今4年目にしてアマゾンの配達量の多さに悲鳴をあげたのですから。
しかしこれには、現代のネット社会にも問題がありますよね〜
ヤマトがアマゾンに値上げ申請できない理由とは?
このままでは事実上、破綻していくのは目に見えているヤマト。
こうなれば人を増やさなければ続けることが困難になるが、その人件費がない…
しかし人件費を上げるには配達料を上げなければならない、アマゾンは配達料の値上げを飲むのか?という話です。
これについては、運賃の引き上げを要望中とのことですから、どうなるんでしょうね〜。
多分アマゾンは値上げしないでしょうね〜、上げても微々たるものな気がします。
その微々たる値上げをヤマトが飲むカタチになりそうですね。
ヤマト側がアマゾンに強気に値上げできない理由として、ヤマトはアマゾンの仕事を受けることによって地方の配達利益を補っているといいます。
地方はそんなに配達物はないのでしょうかね〜、でもヤマトも我慢の限界でしょう(上層部でウハウハ金勘定しているひとを除いて)
ヤマトは日本のインフラを支えているのですから、アマゾンは運賃の値上げを飲むべきですよ、本当に。
ネット通販では「送料無料」というのを謳い文句にしていますが、ヤマトからしてみれば「じゃあお前が運べよ!」といったとこでしょうかね〜。
「配達料はタダ」と思う日本人の意識を変えていかなければならない時期にきたのかも知れませんね。
払うべき、コストは配達にもありますよ!ということを受け入れなければですね、もちろんアマゾンも。
このままでは、ヤマトがアマゾンから撤退する日も、そう遠くないです。